先日、息子と本所防災館へ行ってきた。
本所防災館は、錦糸町駅および押上駅から徒歩10分のところにある、
模擬災害が体験できる東京消防庁の施設だ。
同じ建物のとなりには大きな消防署がある。
私たちが訪れたときには、消防士さんが救助訓練をしていた。
土曜参観の振り替え休日で月曜日だったにもかかわらず、多くの人が訪れていた。
東日本大震災から100日ほどしか経っていないので、防災に関心の高い人が多いのだろう。
混雑していることも予想していたので、
念のため数日前に電話で防災体験ツアーの予約をしておいた。
私が予約したのは、所要時間1時間50分の基本コース。
防災シアターでの地震をテーマとした映像、地震体験、消火体験、煙体験、暴風雨体験の4体験。
防災館の入口からそのまま受付へ行くと、
朝から電源トラブルがあって一部の体験ができないとのこと。
防災シアターと暴風雨体験コーナーの電気が入らないため、
映像を隣の建物の会議室で見て、暴風雨体験の代わりに応急手当体験になると言われた。
災害やトラブルに強そうな施設なのに...と思いつつ、
電源トラブルで開かない休憩所の防火シャッターを眺めていた。
まずは映像と見るために会議室へ案内をされた。
狭い会議室で女性の団体が席を陣取っていたため、
私たちを含む、後から来た個人の親子連れは立ち見となった。
小さい子どもも多かったので、映像が始まってからでも構わないから、
中央の通路の床に子どもたちだけでも座らせてあげて欲しいと係の方にお願いをした。
映像は、首都圏に大地震がきた場合、どのようなことになるかをドラマ化したものだった。
迫力ある内容で、東日本大震災と重なる部分もあり、
見ている人たちの中には泣いている人もいた。
息子も映像を見ていて、震災を思い出して怖くなってしまったらしい。
しかしこの映像を見ると、その後の防災体験を真剣に取り組もうと思える。
次に地震体験コーナーへ向かった。
4歳から低学年までの子どもは震度5弱、
高学年の子どもは震度6弱、大人は震度7を体験した。
震度7はテーブルが激しく動くので、テーブルの脚をしっかり持たなければならない。
しかもテーブルはたまに跳ね上がるので、脚の下の方を持つと危険だと教わった。
自分の体も揺さぶられるので、立つことはもちろん、這って移動するのも難しい。
さらに首が軽いムチ打ちのようになった(痛みはしばらくして治まった)。
地震のときには、まず自分の頭を守ること。
テーブルの下に入れないときは、バッグや座布団、手を頭の上にのせるように教わった。
次は消火体験。小学5年以上だけが体験できる。
練習用の消火器の中には水が入っていて、
それを火事の映像の大型スクリーンへ向かって消火をする。
水のかけ方で「消化成功」「消化失敗」の結果が出る。
消火器はピンを抜いて、レバーをつかんでから、
連続で十数秒間しか水が出ない。
意外にも短い時間しか使えないので驚いた。
これは本物の消火器も同じなので、狙いを定めてからレバーをつかむようにと言われた。
消火器は玄関に置くのがベストらしい。
近所で火事があったときにすぐに持ち出せるのと、
火元になりやすい台所に置いたのでは、火元に近すぎて取りに行けないからだそうだ。
次は、暴風雨体験の代わりの応急手当体験。
これも小学5年以上だけが体験できる。
ひとりにつき一体の人形を使えるのだが、
これだけ並んでいると...かなり怖い(汗)。
私も息子も心肺蘇生法の練習をしたことがあるので、復習をかねて練習をした。
心臓マッサージは意外にも体力を使うので疲れる。
救急車が来るまでの数分間ずっと続けていなければならないので、
実際にそういう場面に遭遇した場合は、交代でやった方が良いとのこと。
なるべくそういう場面には遭遇したくないが...。
最後は煙体験。
火事を想定しているので、非常灯しか点いていない暗い迷路のような通路を、
助からなかった人は何人かを見ることができる。
私は姿勢が高すぎたらしくて、どうも助からなかったらしい(汗)。
もう少し脚力を鍛えて、しゃがみながら早く歩く練習をしておこう...。
防災館では、防災用品や非常食も展示してあるので、
今まで知らなかったものを知ることができた。
日ごろから非常持ち出し袋など、備えているつもりだったが、
まだまだ揃えなければならないものがたくさんあることを実感。
あとで気付いたのだが、本所防災館の近くには建設中のスカイツリーがあった。
【番外編】
防災体験ツアー後、押上駅の近くにあるいこい食堂で昼食を食べた。
下町の定食屋さんなのだが、ボリュームがあって安い。
私はチーズササミフライとアジフライの日替わりランチ(650円)を食べた。
大盛でなくてもご飯が多めなので、空腹のときに訪れることをおすすめする。
■東京消防庁 本所防災館
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